第1章 出会

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何か面倒だな…やっぱりテニス入るんじゃなかった 中学の時してたから安易に考えて入部したけど 二人にLINEをする 空(私テニス辞めようかな…) (えっ!マジで?)夏実 (まだ半年なってないやん)咲里 空(うん 何かやる気なくて 向いてないのかも) (空が辞めるなら私も辞める)夏実 (ちょっと待って 明日話そう)咲里 結局 次の日私たちは話す事になった その日は部活にも行ったが 思うようにラッケトも振れずミスばかり 終いには怒られる最低な一日 意を決めた… (監督 私テニス辞めます 理由は不向き すみません) 頭を下げると (あ!そう?分かりました) あっさりしたもんだ 退部届けを提出し 気持ちが楽になり着替えをしてると夏実と咲里がやって来た (ずるいよ~空ばかり 私も辞めて来たよ) (え?夏実も?) ビックリしてると咲里が (私 もう少し頑張ってみる 今日は事情を話 早めに切り上げてきた) 帰り支度を済ませ 下駄箱に差し掛かった所に 紗菜先輩がやって来た (あなたは本当にアマちゃんね?何かあれば辞める 自分の思い通りにならなければ 直ぐ挫折 何でも中途半端 もう少しマシだとおもったら御門違い フン) 言うだけ言って紗菜先輩は立ち去った 当たってるだけにショックだった (ね~紗菜先輩って空の事知ってるの?) (さぁ 私は知らない 中学は別だったし ただテニスで顔見知りになっただけだし) (帰りマック寄って行かない?) (制服でマックやゲーセン禁止だよ それに咲里は用事で部活切り上げてるし 今日は帰ろう?) (そうだね じゃまた明日) はぁ 部活を辞めただけで こんなに気が重いとは (ただいま~ 誰もいないのか) その時母からLINEが入った 母(少し遅くなるから 空が早く帰れてたなら夕飯の支度をお願い ) 面倒なのでスタンプ送信 洗濯物を取り入れ 冷蔵庫にある肉と野菜で炒め物を作り 後はオニオンスープ 冷や奴 昔から台所には立っていたので苦にはならないが 今日みたいな日は正直言って辛いのである
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