第1章 出会

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他愛ない話をするも 紗菜はやたらと家族の事を聞いてきた 思い出した…咲里が言った事を (お母さんは何処の大学出たの?) (母は確か 短大だと聞いてます) (ふーん ) (どうして 母の事を?) (別に意味はないよ 忘れて さっ!そろそろ帰ろうか あ!ジュース代払わなきゃ) (あ…大丈夫です 今度ご馳走なりますから) (そう?ありがとう じゃ今度ね) その後 母から頼まれたのを買いにスーパーへと行った その時紗菜がまたもやスーパーへいたのだ さっきまで足を引きずって歩いてたのに 普通に歩いてる 私は咄嗟に身を隠し 紗菜の行動を目で追ったが 頼まれた物一点だけを買い 足早に自宅に戻った 自分の部屋で寛いでると母が帰宅 (おかえりなさい ね~今日は何?) (もう 食べる事しか考えてないのね~それより塾でも行く?) (え~いいよ 私大学なんか行かないし) (ダメよ 大学は出て頂戴 それか専門学校か) (ん…考えとく) みんなが揃い夕飯の時は8時を過ぎていた (あのね 何かさ気味悪い事があるんだよね) (え!!!!!まさかオバケ?) 陸がからかったように笑いながら言った (オバケがまだマシだよ 学校の先輩でね 紗菜…南村紗菜って子だけど 私より一つ先輩で 私を見張られてるような気がして) (ゲッ姉ちゃん 女性から恋されてるのか?きしょいなぁ) (南村?…) 両親の顔が強張ったように見えた (さっ 早く食べて 片付かないから) 急かす母が 一層 怪しく感じた お風呂も済ませ自分の部屋でマンガを読んでると LINEが入った 花火大会で知り合った浦河翔梧だった (久しぶりです 浦河です 今大丈夫ですか?)浦河 空(大丈夫です 元気でしたか?) (全然元気 今度の日曜会えませんか?あの時のダチにも連絡しときます)浦河 空(分かりました 一応連絡してみます) その後 夏実と咲里に連絡とるも 夏実はバイトで無理と言われ 咲里は部活で行けないと返事が来た その事を浦河に連絡し 結局二人で会う事になった 正直言って 抵抗はあったが昼間だし 公園をブラブラする程度ならと思った (はぁ~喉乾いちゃったな) 下に降りてみると リビングでヒソヒソ話が聞こえてきたのだ 両親が何かを話てる そっと聞き耳立てるも良く判らない 南村?…
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