29人が本棚に入れています
本棚に追加
第7章家族
安定期になり 咲里との交流は増えた
咲里の子供ももうすぐ2歳になろうとしてる 咲里に似て活発で運動神経が良かった 男の子はそうなのかな?
そんな中悠一さんのお祖父様が体調を崩し再び入院となった
私たちは 悠一さんの実家に引っ越す事になった 少しでも傍に居た方がって事で
悠一さんの実家敷地内には 別棟に両親とお兄さんが住んでるので 何も変わりはない ただ部屋が広すぎるって事だけ 和風だけど部屋の中は今風になってる(便利)
お手伝いさんもいるし 空が苦になる事はないと言われてた
引越を終えて お祖父様の退院を待ってた時 長年働いてるお手伝いさんの千枝子さんが 新しく入る お手伝いさんを紹介された
私も掃除や食事は作るから二人は要らないと言ったけど お祖父様の世話と私が妊婦だからとの事で 介護の資格をもってる人を採用したとの事だった それは悠一さんのお父さんが手配したと聞いた
(初めまして 新しく此処でお手伝いさせて頂く 丸井夏実と言います)
(………な!夏実 夏実だよね?)
(久しぶりです 若奥様)
(イヤだ 若奥様だなんて)
(でも仕事ですから…線引きは必須です)
(……どうしてたの?)
(介護の資格を )
その時千枝子さんが夏実を呼んだ
何かを話てる
別棟の義両親に宅へ行った二人 あ…向こうに挨拶かな?
千枝子さんが戻って来て 夏実は住み込みだと聞いた 介護の為らしい
夏実との距離感が何か違和感を感じた
やがて 私も臨月近くになり 近くを散歩したりと続いてた 朝から悠一さんの世話をするのは夏実になっていた 私がするよと言ったが 臨月だからと体を労る事を言ってるが どうだろ
朝も決まって 夏実は悠一さんが出勤するのを見計らったように 外に出て 行ってらっしゃいませ…と車が出るまでいて手を振っていた
その事を悠一さんに言ったら 空の考え過ぎだよと それに夏実ちゃんは空の友達だろ?と言われた
妊婦してるからかな?咲里にも同じ事を やがて出産間近になった。
最初のコメントを投稿しよう!