第7章家族

2/4
前へ
/79ページ
次へ
陣痛が10分間隔でやってくる (大丈夫か?空) (うん 大丈夫) 病院へ着いて 二時間弱で赤ちゃん誕生 可愛い女の子だった (空 良く頑張ったね ありがとう) 母も陸 遅れてやって来た (空 おめでとう あなたもママだね) (俺 叔父さんじゃん しかし姉ちゃん似?いや義兄さん似かな?) (顔は毎日変わるわよフフフ) やがて義両親も来てくれて 賑やかな病室になった みんなが帰宅し (退院したら 実家に少し帰っていい?) (空が 実家がよければ 構わないよ ゆっくりしておいで) (ありがとう) 退院後 私は娘を連れて実家に帰った 悠一さんは仕事帰りに実家に寄ってくれたりしてた (空 今日は行けないかも ごめん)悠一 空(お疲れ様 いいよ無理しなくても) それから嫁ぎ先に戻るまで悠一は来なかった いよいよ 帰る時になりなって 迎は夏実が来た 後部座席に娘を乗せ 私は横に座った (わざわざ ありがとう) (おめでとう 可愛い赤ちゃんね) (ありがとう) 何故か運転が荒い (ごめん 夏実 ブレーキもう少し緩めに…) (あ~ごめんなさい) 自宅に着き 娘を私たちの部屋に ん?何?この違和感 誰かが入ったような カーテンを開け 窓を開け空気の入替えをした その後娘を寝かせて 衣類をタンスに その時夏実がノックした (これ 赤ちゃんの白湯とミルク…) (ありがとう でも母乳だから 大丈夫よ) そのまま夏実は部屋を出た おかえりなさ~い 悠一さ~ん 夏実の声が聞こえた 私は慌てて玄関に向かった すると夏実が悠一さんの背広と鞄を持っていた (あ~夏実 これは私の仕事だから) そう言って 鞄と背広を取り上げた (ただいま空 そしておかえり) (おかえりなさい そしてただいま) (娘の名前考えないとな) (そうね 空が一文字だから 綾 静 凜…) (凜って 素敵 凜とした生き方 凜ちゃんにしょうよ) (そうだな まぁ字画もあるけど) 悠一さんは着替えに寝室へと行った 千枝子さんが 夕飯準備出来た事を伝えに来た (空さん 沢山食べないとね 母乳なら) (ありがとう いただきますね 沢山) あれ?夏実の姿が…気になって寝室に向かった
/79ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加