第7章家族

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部屋の所まで行くと 悠一さんと夏実の話声が聞こえた (ね~目元とか悠一さんそっくりだよ 凜ちゃん可愛い) (そうかなワハハ) (あれ 寝ちゃったみたい) (夏実ちゃんの抱き心地で寝たのかも) (何してるの?) (あ!空 どうした?凄い顔してる) (夏実 この部屋には入らないで!) (どうしたんだよ 夏実ちゃんは凜が泣いていたから オムツを交えて 泣き止ませてたんじゃないか) (すみません 勝手な事して 若奥様) この若奥様が一層私を苛立たした (その若奥様…止めてくれる? どうして主人が悠一さんで 私が若奥様なの?) その時凜が目を覚まし泣いた 夏実は泣きながら?部屋を出て行った (空 変だよ 産後だからナーバスになってるんだよ) 悠一は夏実の後を追って行った 私は凜を抱きながら泣いていた その後悠一が戻って来て (夏実ちゃん謝ってたよ 勝手な事してごめんなさいって さ!ご飯食べよう) その夜 悠一に言った (夏実はお祖父様の世話で入ったんでしょ?何故悠一さんまで世話を まして凜まで) (空 空が入院してる時 夏実ちゃんは良くやってくれたんだよ 祖父さんの世話から 僕の世話まで) (世話?世話って?) (身の回りだよ もう寝る!) 凜が泣き出しので母乳を…あれ?出ない どうして? 泣きながらミルク作る私 実家ではあんなに出てたのに それからひと月後 宮参りも済ませ 両家を交え 軽くお食事会をした その光景を見たお祖父様は安堵したのか 半月後永眠した 忌明けまではバタバタとして あっという間に終わった (大旦那様も亡くなられたし 私も職捜しかしらね) (千枝子さん辞めちゃうんですか?) (ほら旦那様ご夫婦の所も する事ないしね それより 夏実は気を付けなさいよ) 千枝子さんが話てくれた 私が実家に帰っていた時の事を (私がね 携帯忘れたのに気づいて取りに来た時 二人の話声が聞こえたのよ 悠一さんと夏実がソファーに座ってて お酒呑みながら 黙ってたら 大丈夫よ 悠一さん抱いてって 私慌てて居間に入ったら 離れたけど その後は分からない ) (何か変だったのよね 夏実が見る悠一さんへの目線 女の勘と言うか それに悠一さんと私に対する態度が 私には冷たい 悠一さんの前だと甘えたような顔して) (あ!分かるそれ 悠一帰宅したらニコニコしてたもんね)
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