君への恋が終わるまで

2/13
131人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
 センちゃんと初めて出会ったのは、結婚式だった。  近所の8つ年上のお兄ちゃんが結婚した。  これまた近所の、優しくて綺麗なお姉さんと。  式の間中、ずっと泣きじゃくっておめでとうを連呼する私に、センちゃんはこっそり言った。 「お前、えらいな」  それが始まりだった。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!