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俺が目を覚ますとそこは光だけの世界だった。
俺は思った。
(クソ眩しいな、ここ。
目が痛い、頭も痛い。なんだここは…?)
すると目の前に天使らしき物が降りてきた。
『目覚めた様ですね。気分はいかがですか?』
天使らしき物は俺に問い掛けてきた。
(…)
『あ、初めて私の様な天使を見たんでしょうか?』
(目も痛いし、頭も痛いけど…)
『ふんふん?』
(アンタも相当痛いな…)
俺は率直に答えた。
『はて? "痛い"とは、どういう意味なのですか?』
天使らしき物がそう言ってきたが無視した。
(っていうか、ここどこだよ? なんで俺はここにいるんだ?)
こう言った俺に対して天使らしき物はにこやかに答えた。
『まだ説明してませんでしたね。貴方は死んだんですよ?』
(…は?)
俺の時間が止まった。
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