5 居候エルフの生活

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「こんな食事を食べれる事に喜びを感じてるのよ…」 レイコの頬に一筋の涙が光った。 そんなに喜んでくれるとは思わなかったなぁ… 「じゃあ、毎日僕が作ってあげますよ?」 そう言うとレイコは手を僕にかざして止めた。 「いや、毎日こんな料理食べてたら私がダメな気になるから止めときましょう。」 僕の料理に中毒性(中毒性)はないはずなんだけど… 「とりあえず今からの事を考えましょう。」 「そうですね。」 僕達2人で今からの事を考えてた。 「…」「…」 考えた結果。 「…今日はとりあえずお風呂に入ってから寝ましょう。」 「…そうですね。」 結論、夜も遅いしお風呂に入っt… 「お風呂ぉ?!」 「おおっ?!急に大声出してどうしたの?」 大声も出るよ?!お風呂って!! ど、どうしよう。そこまで考えて無かった。 「エルフってお風呂入らないの?」 「いえ、入りますけど…」 「?」 レイコは何が問題があるの?っていう顔をしていた。 いやいや、問題しかないでしょ?! 「僕は男でレイコは女でしょ?」 「そうね?」 なぜ他人事(たにんごと)みたいな言い方なの?! 「認めーん!!!!!」 なぜかまたしてもアリシアが登場。 「わぁっ!?どっから出てくるの?!」 その後ろにはララとルルがいた。 「レイコがそこまで変態(へんたい)だとは思わなかった。」 「レイコがそこまでビッチだと思わなかった。」 「誰がビッチだよ?!」 ララとルルはレイコを指さした。 「()(ぜん)食わねば女の恥?」「据え膳食わねばビッチの恥?」 「だからビッチじゃないっての!」 仲いいなぁ、この4人。 「レイコ!男女で家にいたら間違いが起きる!よって私も居候しよう!」 あ、完全に決めつけてきた。 それに居候しにも来たみたい。 「そこまで部屋も空いてないし、帰りなさい。」 アリシアはしゅんとした。
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