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お互い映画の感想を言い合っていると営業ロボットが近づいてきた。
「こんばんは、エデン移住計画へのご案内をさせて頂いている営業ロボットの山口と申します」
山口の合成音声が耳に響く。
「すまないが僕たちは地球派なんだ」
僕が断ると山口はそうでしたかと言い一礼して去って行った。
「最近のロボットは何で他の星に行かせたがるんだか」
「まだ地球には人が多いからね」
凜が満天の空を見ながら呟く。
僕達は凜の家の近くにある公園にたどり着く。
「またね歩君今日は良い一日だったよ」
凜が手を振って帰ろうとする。
「まって凜!」
「何?歩君」
「そろそろ僕達付き合って2年になるよね」
「うん」
「だから僕と結婚してください。一生僕のそばにいてくれないか」
「もう、やっと歩君からその言葉を聞けたよ」
凜の頬がほんのりと赤くなる
「これからもよろしくね歩君」
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