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彼の名前は『鋼島 鉄也』
彼は俺にとって職場の後輩であり、同じゲームの話をした友人でもある。
酒を2人で飲みに行き、職場の愚痴を言ったり、ゲームの話をした。
俺の少ない友人だろう。
俺が彼に出会ったのは2年くらい前の話だ。
俺が部署移動で別の部署に移動した時に出会った。
と言ってもこの介護をするという仕事をして就職して俺の方が長いため俺が一応は先輩なワケだ。
鉄也は普段職場ではいじられキャラで通っている。
嘘はつく事が出来ず、オドオドする事が多く、よく落ち込むことが多い、そして職員同士で会話をする時はいつもどこか巫山戯た感じがあり、笑いを頑張って取ろうとしていたり、下ネタ話が好きな奴だ。
俺は出来が悪い弟を持った気分だった。
そんな彼が俺と2人で飲みに行った時に、つい『好きな人はいないのか?恋人はいないのか?』と聞いた事があった。
その時、彼はジョッキに入ったビールを一気に飲み干してから言った。
『恋人はいませんが…今までの人生で好きなった女性は2人います。』
そう言った。
その時、どこか寂しそうな顔をしていた。
そして彼の『恋をした物語』を聞く事になった。
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