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忙しいのはわかるけどさ、そろそろ時間だけどわかってるのかな?部長と呼んでも集中してるのか、ン?さっきまでは女の人が来ると顔をあげてたぞ。
「部長?」
無視かよ、腹立ってきた。
「部長、そろそろ、お時間です、ペナルティー!」
やっと上を見た。
「ああ君か」
君かー?知らねーからな?
「太一君、どうするんですか?」
大きな声で言ってやった。
うわーと口をふさがれた、そんなに子供がいるの知られるの嫌?信じらんない。
ちょっとこっちへとみんなから見られないようにした。
「何で隠すんですか?」
「お前もだろ?」
お、お前?
「私はかくして住んでるからいえないんです、部長は違うでしょ」
「そうなのか?」
「そうなんです、それより時間!」
「わお、歩巳君頼めるかな?」
いいですけど、もっと早く連絡してと部長に言った、何のためにスマホ持ち歩いてるんですか?
そうだったと彼は頭を下げ、また書類に向かった。
やりがいあるんだろうな、高卒の私なんかただのお茶くみだし、大卒の人ばっかりだから、これから外回りとか始まったらどうするんだろう。あーあ、目頭抑えちゃって、お疲れ様だわな。
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