エピソード5

4/9
583人が本棚に入れています
本棚に追加
/105ページ
そして、彼女は、うちを後にした。 みんなが出来上がったマンションへ送っていった、でもそこには、彼女の息子さん孫たちが待っていた。さよならと言って手を振った彼女。 「また来てね」「おばあちゃんまってるからね」「待ってるよー」 それからも交流は続いた。 みんな自分のおばあちゃん、おじいちゃんのようにお付き合いをさせていただいたのだった。 次から次へといろんなことが起きる。病気は、一人かかると蔓延するし、男だから、傷は絶えない。 この間は捨て犬を拾ってきて大変だった。 そして私は体調の変化に気が付いていた。 開いた扉を叩いた。 「今いい?」 「おう、んー」 「なんか飲む?」 「そっち行くわ」 お茶を入れながら、体の事を話した。 「え?」 「だから、相談してるんでしょ」 ずっとお茶を飲んだ、あっっち、あち。 「それで・・・?」 「別にいいんだけど、もう降ろせないくらい大きくなってるから」 「うわー!そうだよな、ごめん、忘れてた、どうすりゃいい?役所?」 「落ち着いて、産んでいいの?ダメなの?」 「産んでください、お願いします」 「じゃあ、準備するね、届けはいつ出してもいいからさ、ただ生まれたらすぐだからね、考えておいてください」 「はい、考えます、お願いします」 「じゃあ、用紙もらって、届け出すね、パパさん」 「パパか―、ママさんお願いします」
/105ページ

最初のコメントを投稿しよう!