もし薩摩の人がカップ焼ゲフンゲフン

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しやがって これでもか!これでもか! カップ焼そばに残り湯は許されない。 そして妙子もそれを許さないだろう。 「とっとっと」僕は残り湯一滴も許さない徹底ぶりで肝心要な難業を終えた。 大丈夫 あとはソースとふりかけだけだ。 僕はホッと安堵した。 油断も隙もない。完璧だ。 辛子マヨネーズというものがあったが、妙子は最近体重を気にしているのでこれは妙子に委ねたらいい。 割りばしと辛子マヨネーズ そして三分きっかりに出来上がったカップ焼そばを手に僕はついにいとしい妙子の前に喜び勇んで駆け寄った。 「妙子~出来たよ♪」 「カズやんありがと~」 語尾が博多弁のそれなのかアレなのかよくわからなかったが妙子は嬉しそうだ。 割り箸を割ニコニコして蓋を空けた妙子。 良かった、それは美味しいぞ妙子。だってそれは君の為だけに完璧に作られたカップ焼そばなのだから。 勝った!捉えた! 僕は勝ちを確信した。至福の三分後を、それは間違い無いと。 いとしい妙子の笑顔が見られる。 妙子の割り箸を持った左手がちょうどよい精確な三分後の麺をぐねぐねしたその矢先、 「はあ~なんこい!?」 妙子は激怒した。 違う 違う そうじゃ そうじゃない。 君と相容れ
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