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「とにかく譲二さんは日本語を話せないからねぇ。そうだ、しばらくあたぃの家に住みなよ!」
英語の話せる女性がホームステイさせてくれると言う。困り果ててた僕は素直に頷いた。
「善は急げだ!行くよ!」
「じゃあ夜になったらあたぃも遊びに行くよ!譲二、楽しみにしてなよ!」
日本語の分からない僕は、よく分からないまま頷きそしてホームステイ先へと向かった。
『さあ、ここがあなたの住む場所よ。どうぞ』
促されリビングに通されると、そこには新聞を読む男性がいた。僕の姿を見るとドッキリにあったように慌てている。
『私の旦那よ』
そう紹介してもらったが、彼はかなり驚き二人で言い合っていたけど納得したようにこちらを向き、たどたどしい英語で話してくれた。
『こんにちは。はじめまして。自分の家だと思ってくれ。私は墨田 一郎だ』
『自己紹介をしてなかったわね。妻の陽子よ』
二人の自己紹介が終わると僕も自己紹介をした。
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