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第四章~日本堪能~
『まずあなたが使う部屋に案内するわね。好きに使っていいわよ。荷物を置いたらお風呂に入る?入ってないでしょう?』
六畳の和室に通される。初めて見る畳に興味津々だったが、僕は失礼なことに狭いと思ってしまった。そして部屋の隅にある初めて見た布団。後で敷き方を教えてくれるそうだ。
荷物を置くとシャワールームに案内される。ビックリするくらい狭くて、とても小さなバスタブ。しかもステンレスだ!なぜステンレスなんだ!でもシャワーは可動式だ!アメリカのシャワーは壁に固定されている。
なんてシャワーが使いやすいんだ!シャワールームだけでこんなに驚くポイントがあるなんて!
シャワーを浴び終わりダイニングへと向かう。
『洗濯物があったら脱衣場にあるカゴに入れてね。洗濯しておくわ』
……日本人の優しさに涙が出てきた。その旨を伝えると笑われた。
僕はバスタブについて聞くと、日本人はお湯に浸かる文化だということだ。お湯が冷めないようにステンレスで出来ているらしい。
日本の『風呂』に興味を持ったのが嬉しかったようで、夜は銭湯に行くと言われた。銭湯が分からなかったけど。
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