好きな言葉は貴方の言葉

初恋は嫌い

満島 太一君へ
入学式で貴方と会ってから私は貴方しか見れなくなりました。私は、あの入学式の時を今この卒業する時に思い出しているよ？貴方もそうだといいのに。あの入学式の時、貴方は私を見て笑って手を差し伸べてくれた、とても緊張していたからすごく嬉しくてお礼も言えず顔を赤らめただけだったけど、本当はもぅ、あの時に大好きですっ！と言いたかった。それだけ貴方は眩しかったし私にとって憧れの人だったんだよ？
それから一年が始まって貴方と同じクラスで一番最初に仲良くしてくれた。
「おはよう！」この一言が私の心を満たしてくれました。貴方もそう感じててるかな？そうだといいなぁ。学校の行事も一緒に盛り上がってさ楽しんで、負けた時は悔しい思いをみんなで一緒に感じたよね？私は貴方にとってただのクラスメイトだったかもしれないけれど私はずっと貴方が好きで一目惚れして、初めて人を好きになれたんだよ。
2年、3年と同じクラスのままで、「お！今年もよろしくなっ！」って声をかけて来てくれる貴方が本当に大好きでした。
暗くて教室の隅にいるような私を変えてくれた貴方を尊敬もしています。そして、一緒に過ごせたこの3年間、私にとって宝物です。
進路は別々になり、貴方は引っ越すと聞きました。私の心のよりどころであり、初恋の人です。なのですごく残念です。そして、とうとう卒業を迎えたのに私は貴方の前で声にして、気持ちを打ち明ける事が出来ません。貴方は声の出ない私を3年間支えてくれていました。気づいていたかなぁ？
けれど、一緒に笑った、悔しい思いをした。他にもたくさん同じ感情を同じ時に感じたと思ってる。思いの共有それは貴方が教えてくれた言葉、言葉じゃなくても同じ思いを抱けばそれは最高のものだと教えてくれた。貴方は遠くに行ってしまいます。けれど思いに距離はないよね？貴方が遠くへ行こうと私の思いは変わりません。貴方も私の事をたまにでいいので思ってくれたら、思いの共有ができるかな？
思いを共有する事で他の人とも繋がれる貴方が遠くへ行ってしまっても、私は誰かと繋がっていく、それはきっと貴方もおんなじだよね。
最後に率直に伝えます。
大好きです。
山本 梓より