第3章

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   わたしが勤務する店は、基本的には一つだけど、他店舗に応援に行くときもある。急な欠員が出た場合もあれば、新しい人が入らないために、慢性的に欠員である場合もある。慢性的な欠員!? なにソレ! 早く人を採用してよっていう話だ。  その日、入ったのは、その慢性的な欠員がある店舗で、わたしと同期入社の奥村さんという子がいるところだった。この子は、しょうもない社員が多い中で、かなり話せる子で、いつも仕事が組めたら、どんなにか仕事上のストレスが減るだろうと思うような子だった。まあ、あっちもわたしのことをそう思ってくれているかどうかは知らないけど。     
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