第1章 カシスソーダ

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「恋した人への想いがなくなるって?」  夢子はぼうっとして、首を傾げた。 「恋した人に無関心になるんです。それでもあなたは飲みますか?」  マスターの言葉に夢子は悩んだ。確かにこれを飲めば、明日からは楽になれるのだろう。  でも別れた彼を恋したって気持ちを忘れてしまっていいのだろうか?  飲むのか、飲まないのか、夢子はいつまでも迷っていた。
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