第1章 想像で創造

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「合気が部活終わるまで結構時間あるなぁ……」  合気と別れてから15分、家についたのはいいがここからが本番である。何せ10年間分の魔術に対する資料、儀式素材、捨てるものは山の数ほどある。 「さて、始めるか……」 ガサ……ゴソ……グシャグシャ……グシャグシャ 「多いな……」  誰かが手伝ってくれるといいのだが、1人っ子で親が海外で仕事をしているため、すべて自分でやらなければいけない。 「少し面倒だな」 グシャグシャ……グシャグシャ  いらない紙は丸めて捨て。本は積み上げ、まとめる。 グシャグシャ……グシャグシャ……キ……………… 「ん?」  何かの声がしたような気がした、若い女性の声である、静かに……耳を澄ます……。 ……キ…………テ…………  何故だろう、普通ならば恐怖するであろう今の状況誰もいない部屋で若い女性の声がする。こんな状況でも自然と落ち着いていた、否、落ちずきざる終えなかった、そのくらいの安心感があったのだ。  俺はその声がするほうへゆっくりと歩いていった……。
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