第2章 【聖剣の女神】アーサー・オルグランデ

6/24
前へ
/38ページ
次へ
僕「今なんて言いました?」 カルナ「人間が駄目なら主は大丈夫です。」 僕「つまり僕は人間じゃないと?」 カルナ「ええ、その通りです。」 えええええええええええ!!! 急に言われたんだけど!え?これってあれだよね? 「お前人間じゃねぇ!」と同意語だよね!?なにそれ悲しっ!! カルナ「先程も主はもう人智を越えたと言ったはずですが・・・」 僕「そんなこと普通信じないよ?」 普通、「君は人間じゃないよ。」って言われて信じる人なんていないと思う。だって意味わかんないと思うし。信じるなんて無理じゃない? それをまるで死刑宣告かのように言われた僕はどう反応すれば良いの? カルナ「まぁ、結局のところ主はドラゴンくらいでは死なないので、これから狩りに異世界に行こうと思うのです。」 僕「えー」 カルナ「主だって異世界に行ってみたいですね?」 僕「興味がないわけじゃないなー」 そう言った瞬間、カルナさんの目が輝いた。 その瞬間、僕は悟った。 「あ、これ詰んだ。」・・・と。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加