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カルナ「さて狩りましょう♪」
僕「無理です。」
さすがに無理ですこれ。強そうです。
赤褐色の体に、2本の鋭い角。たまに見せる鋭利な刃物の様な牙。口から溢れる青い火炎。そして大きな翼。そして・・・思ったより速い。図体と素早さがほぼ比例してない。
カルナ「あれが最も弱いドラゴンですかね。」
僕「それ以下の僕に何をしろと。」
カルナ「うーん・・・ではまず戦いがどんなものなのか雑魚スライムで試してみますか?」
僕「是非是非。」
というわけでそこら辺にいたスライム(Lv5らしい)に喧嘩をふっかけてみた。
僕「勝てるのかなぁ・・・」
カルナ「私の力を受け継いでいるのですから勝てるのは当たり前です。」
まずは剣を適当に振り回してみる。
─すると剣は目にも止まらぬ速さで真空を斬り、スライムからけっこう離れてやったはずなのに真空波がスライムを切り刻み、あっという間に倒してしまった。まるで自分ではないようだった。
当然、剣道をやっていたわけでもないし、剣を扱ったこともない。強いて言うなら昔玩具の剣を振り回していたくらいだった。
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