第2章 【聖剣の女神】アーサー・オルグランデ

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アーサーと手合わせになりました。逃げられませんでした。はい。 僕「お母さんお父さんごめんなさい・・・」 アーサ「死にはしないので安心してください。」 勝てる気がしないんですが、一応やらなきゃ駄目なようなので。仕方なし。 ─ってカルナさんに片付けられて早一時間かー。全然決着つかないんだよね。僕がなんかしらんけど異常な能力を持ってるせいで。 アーサ「ぬ、ぬぅぅぅぅう!!」 さっきからアーサーが泣きそうな顔で私を切り裂いてくる。 それを全て体で受け止め、文字通り切り裂かれてる僕。 だがしかし一切ダメージ入ってない。 僕「これ何が原因?」 カルナ「『現象精霊化』ですね。」 アーサ「何それぇぇぇぇぇえ!!(泣)」 カルナ「簡単に言うと現象精霊になることです。」 僕「ざっくりしすぎじゃない?」 ちなみに僕は先程から一歩たりとも動いてございません。必要ないので。 カルナ「エレメントの体質になるということです。あ、ちなみにエレメントに物理攻撃は基本的には効きませんので。」 アーサ「それ私勝ち目なくないですか?」 物理攻撃が主体の人が物理攻撃を封印されたら本当に何もできないのが現状である。それを目の当たりにしてすごく実感する。うん。物理だけってキツいわ。絶対。
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