第1章 【錬金の女神】カルナ・エルストーレア

5/5
前へ
/38ページ
次へ
僕「錬金術って具体的に何するの?」 カルナ「本来の用途は昔錬金術師と呼ばれた人達が様々な物から、希少な黄金を作り出す為に使っていた術、というか技術です。」 僕「すごいことを考えるんだなぁ・・・」 確かにそんな話を聞いたことはある。金を作り出すなんてすごいことを考えるものだ。 僕「じゃあ(自称)女神様も錬金術が使えるのですか?」 カルナ「使えなかったら【錬金の女神】なんて名乗りませんよ(笑)」 僕「ふむ、一回見てみたいです」 カルナ「ちなみに私は金を錬金で作ることはできません。」 じゃあ錬「金」術ではないのでは・・・? カルナ「その代わり女神を創れます。」 僕「・・・はい?」 女神を創るとはいったい何なのか。え?女神を生み出すってこと!?本当に!? カルナ「私の能力は錬神術とでも言いますかね?」 僕「いや知りませんよ。」 何この人本当に大丈夫!? 神様が神様を錬金・・・錬神って初めて聞いたんだけど!! 僕「じゃあその錬金術を見せてもらおうか・・・!」 あ、今なんか上から目線になった気がする カルナ「ええ、勿論。もともとそのつもりで来たわけですし。」 カルナ「見してあげましょう。」 ─その時の(自称)女神様は、まるで本当の女神の様な優しい笑みで、神々しさを纏って、なんで今まで女神だと信じなかったのかわからないくらいだった。 「女神の錬金術、を。」
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加