１－０．選帝侯とその犬

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　案の定、ルフががまんできるわけがなかった。 　どういう抵抗なのか、自分で自分の一物を握りしめて押さえておいて、くぐもった声ですねたようにねだる。褐色の頬に赤味が増した。 「いっぱい噛んで、首おさえつけて、中に出してくれよぉ……」
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