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これが、あの子?
俺の息子がうずきだした、やべーだろ、落ち着け。
綺麗なピンクのワンピースが風で体の線を映す。本当に別人。
女こえ―。
運転席に座り俺の方を見る
「これでどうだ」
いつもの口調に我に帰った。
「お前、この間の名刺ある?」
「どっち?」
バーの方?探偵の方?違うのもあるよ?
「探偵」
どうするのと聞く、部長が来たらそれを渡し、俺の部下という事で潜入。
「いいの」
「下手なこと言うよりずっといい」
「うん」
「でも、女ってすごいな」
「何が?」
「化けもんだぜ」
「どういう意味よ」
「いやー、ほれるよ、この方が」
彼女の顔が赤くなったような気がした。馬鹿と小さな声が聞こえた。
部長が来た、車から出て、彼女を紹介
「探偵さんですか」
「はい、吉川さんには、御贔屓にしていただいているバーが、私どもの事務所な物ですから」
「それで、素行調査していて、こいつを思い出したんですか。ありがたいな、吉川」
「はい、それで、彼女、俺の部下という事で一緒に入りたいんです、かまいませんか?」
「それはかまわない、でもそれ本当かな?」
「部長さんもなんか引っかかることがあってこられたんじゃないんですか?」
「わかりますか、ここ半年ほど、入金にばらつきが出てるんです」
「今まできちんと払っていたのがですよね、こっちの調べでは、飲み屋がそうなっています、いろんな会社を調べてきたんです、確実性はあると思います」
「わかりました、では吉川の部下という事で、星野さんよろしくお願いします」
彼女の車で、そのままその会社に潜入した。
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