四、罠

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 「でも、よくバルロンを振り切れたな」  しぇりるが思わず感心した。  「流石、リースとエンジョイさんですね」  シャドウィングのだだちゃ豆も頭を上下させて頷いた。  風香達以外にも、5組ほど寺院に向かうパーティーがいた。  レギオンメンバーと参加する者、見知らぬ者との冒険を楽しむ者、様々なパーティーが混在していた。  支度が整ったパーティーから滑空で、崖を飛行して回廊の奥へと出発していく。  「さて、俺たちも出発するか! 」  リースの一声で、皆立ち上がった。
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