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八、泥濘
地下ウダス神殿は、創造神アイオンがヌビルム達に何かを作らせていると噂だった。
しかし龍族の信者たちにより採掘され、地下神殿の内部で隠されていた過去の真実が少しずつ解り始めていた・・・。
ここには、あの巨神兵の動力が隠されていたのだ。
棄てウダス神殿へ行ったグリバース達と入れ替わるように魔族のピロ達一行は、神殿の内部を捜索していた。
彼女が受けた次の依頼は、龍族の手紙を持ち帰る事だった。
「あるとしたら、この聖堂内部かしら・・・?」
石で作られた重厚な扉を静かに押し開けた。
中は、狂信者やマリカたちの神聖な祈りの場と戦略の会議室のようになっていた。
机の上を見ると手紙のようなものは、無かった・・・。
無かったと言ったらウソになってしまう。
すでに、持ち去られ現在は無い状態である。
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