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一方のグリバースたちは、順調に回廊を進んでいた。
龍族の信者たちが見えなくなった頃、周りにいるモンスターたちの様子も一変していた。
創造神アイオンによって命を吹き込まれた巨大なヌビルムたちが、蠢いていた。
中にはロータンのような車輪も走っている。
龍族のブヘマは、目をキラキラさせ辺りを眺めていた。
「こんな所まで連れてきてもらえるなんて・・・」
小さな羽根をバタつかせ喜んでいる。
「龍族はここまで来た事が無いのか?」
風香が尋ねた。
「そうですね。たぶん私が、初めてじゃないかな?」
アゼレアが質問する。
「龍族は、ここまで進行して何をしたいのですか?」
ブヘマが言葉を詰まらせた・・・。
「それは、秘密なんです」
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