八、泥濘

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ブヘマはこのディーヴァたちの戦い方が好きだった。  龍族には無い感覚である。  お互いを信じて、戦いながらも身を寄せ合う。  信じ合い、お互いを認め合っているからこそ、このような戦い方になるのだと思った。  数日しか一緒にいないのに・・・。  ブヘマは、なぜが心が熱くなるのだ。  かつて、ティアマトとルドラは共に戦い、共に信頼し合っていた。  ティアマトがシエルの遺物を手に入れるまで・・・このディーヴァたちのように愛し合っていたような気がした。  「どうした?ブヘマ」  風香がブヘマの顔を覗き込む・・・。  変な顔になっていたのかと慌てて毛繕いをした。
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