七、運命

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突然店の中の音楽が止まった。  ガオシュンが、コメディアンシューゴであるパオルンにぶつかったのだ。  陽気なバイオリンの演奏が消え、辺りは静まりかえったが、カンテラと料理から上がる煙が、酒場の雰囲気を盛り上げていた。  かなちんとBrianDownが、店の入り口の方を慌てて見た。  しかし入り口には、走り去る1匹のシューゴの姿しか見えなかった。
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