姫神様

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「無事に行けましたかね。」 「そうだね。何処かで元気にやってくれるといいけど。」 そう言って長老は、ほくそ笑んだ。 長老達もほんとはとうの昔に知っていた。 姫神様の風習が形だけのものになっていた事に。 「もう、自分達の代でこの風習も終わりかね。」 そう言うと、長老は寂しそうな清々しそうななんとも言えない表情をした。
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