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「・・・・んっ…やっ!!」
そこまでしてようやく声をあげた静香の喘ぎ声はとても心地がよかった。もっと聞きたくて突然堰を切ったように暴れる静香を男の力で無理やり制しながら下着の隙間から手を入れて先ほどよりぬかるんでいる秘部に指を這わせた。
くちゃり…と音を立てたソコは本人の意思とは裏腹にしっかりと潤っていて俺の指を今か今かと待ちわびているようにしかみえない。
「ほら、濡れてる。気持ちいいの?」
耳元でもう一度囁いてやれば秘部への刺激と相まって大きく体を揺らし、掴んでいたて腕の力が強くなる。ここの弱い部分と静香の体を知れたことに嬉しくなりながら執拗にその部分の攻め続け、同時に胸も弄ればようやく身体の力が抜けた。
「抵抗する気が無くなったってことは俺の好きにしちゃってもいいのかな?まぁどのみちここまできたらもう止めないけどさ。」
まだイってはいないはずだけど身体の力が抜けたことに気分を良くして静香の目をしっかりと見て言ったはずなのに何故かその視点は朧げでふわふわと宙を彷徨っているようだった。ここまでしているのに抵抗しなくなったとしても静香は今のこの現状を受け入れてくれる気はないらしい。
「・・・・っんでっ?」
溢れた声はどちらのものだったのか。
乱暴に腰を掴んで引き寄せ準備することなくともしっかりと固くなっていた自身を避妊具をつけることなく蜜がとめどなく溢れるソコへ自身をあてがう。
「んっ…」
挿れる直前、事後に起こるであろう未来の出来事が頭を掠めた。バレたらいろんな人に怒られるだろうしもしかしたら今日先程までは元クラスメイトとして友好的に接してくれていた人も皆俺を蔑むようになるかもしれない。だってこれは2人が同意の上での行為ではないから。
でも、それでも
「静香が欲しい。」
「…ぇ、っあ!」
ゆっくり優しくなんてことはせずに。一気に彼女の中に自身を埋め込めば今まで感じたことがないくらい気持ちがいい。間をあけずにそのままゆるゆると腰を動かせば先ほどまで頑なに声を聞かせてくれなかったのに先ほどよりも大きな快楽に溺れる声が漏れた。
肌を打ち付ける音と2人の体液が混じり合う音が夜の帳に溶けていく。静香が欲しいと呟いたその言葉は俺の腕の中で乱れる彼女にキチンと届いているのだろうか。
それとも、一夜限りの過ちとして忘れ去られてしまうのだろうか。
「あっ、ひぁっ……っ!」
「…ん?あぁ、ここが好き…?」
「 やぁ…っ……!」
ある一点を突いたとき静香がひときわ高く声を上げる。そこを重点的に攻めれば気持ちいいのかさらに下半身の締め付けが強くなってきて打ち付ける腰のスピードをさらに早くする。
もっと…もっともっともっと鳴けばいい。
例えこの先あいつと結婚したとしてたこの出来事をいつまでも忘れずに背徳感に怯えながら俺に溺れればいい。
ずっと、忘れなければいい。
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