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それは、ある土曜日の午後の事……。
その日は、朝から雨だった……。
その時、僕(ヒロシ:20)とミカ(18)は、地下鉄の駅前にある、アーケード商店街のファミレスで昼食を済ませ、その先の、シネコン系の映画館に向かっていた。
が、ミカはグズりながら、少し後ろを歩いていた。
「もー……まじ、ヤダ……」
ミカの声が、後ろの少し離れた位置から聞こえた。
もー、分かったよ……と僕は思い……
立ち止まって振り向き、つっ立っているミカに近付いて、その手を取ろうとした時だった。
……?……
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