その日は朝から…雨だった。

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 それまで、近くを歩いていた男女も、不意に、その歩行を止め、 「あら?」 「えっ?」 「なんだー?」 「ウソだろう?」 「な、なんで?」  呆然(ぼうぜん)としている、僕の方に注目した。  僕は何故(なぜ)か、逆に周りを見た。  その()りだけ、変な空気になっているようだった。
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