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その少し前、僕は溜め息をつきながら……
そんなにサスペンス映画がイヤなら……と思って、振り向き……
とりあえず今日は、君の好きでいいよ……と言おうと……
ミカの手を取ろうとした。
するとミカが、何か言った。
……直後……
そのミカが……フッ……と、消えたのだ。
彼女が持っていた、ピンクの傘が、落ちて倒れた。
「あれ? ミカ……?」
近くにいた数人の男女は、一斉に僕の方を見ていた。
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