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第一話
俺は、静かに橋の下を見据えていた。
ー終わりにするんだ、此処で、俺の人生を。
生きていたって、楽しい事なんて無い。救われりゃしないんだ。
静かに息を吸い込み、橋から身を投げようとしたその時。
『何してるんだ！！』
その言葉と共に、俺の体は橋へと引き戻された。
「誰だよ、邪魔しないでくれ」
俺の自殺を止めようとした馬鹿な奴を見やる。
「山崎…？」
「秋吉！無事だったか？」
ー馬鹿な奴は、俺のクラスメイトの山崎蓮だった。
「何で、俺の名前知ってんの？喋った事無いのに」
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