第一話

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俺は問う。 「そんな事はどうだっていい!!それより、聞いてほしい事があるんだ!」 「…何?出来るだけ手短にしろよ」 「あぁ!!」 山崎は人の良い笑顔で笑い、俺の両手をしっかりと握り締めて、その言葉を言い放った。 「好きだ!だから結婚しよう!!」 「は…?」 山崎は強張った顔でまた笑った。                   * 「あの、まず質問が幾つかあるんだけど、良い?」 「あぁ!いいぞ!!」 その言葉に、俺は小さく吐息を漏らす。 「一つ目、男同士では結婚できません」
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