221人が本棚に入れています
本棚に追加
「鎮痛剤が聞いて動けるようになるまで、僕の事を教えてあげる…僕の名前は桜田 芥生(さくらだ あざみ)」
俺は薬のお陰かだんだんと暴走は治まり、楽になってくる。
血を少し貰ったからか、意識の混濁も消え、正常に戻りつつある。
「僕は…夾弥、君みたいな優しい吸血鬼を一人でも多く救おうと動いているんだよ。今僕の家にはそういう子が4人いるんだ。夾弥も一緒に暮らしたいなって…僕は君を保護しに来たんだ」
保護っていうのはそう言うことか…。
こいつが行き場を無くした吸血鬼の面倒を見てるのか…。
「………お前の素性はわかった…さっきの血絶ちを止めろだの…お前の血を飲めだの…そこがわからん」
最初のコメントを投稿しよう!