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清々しい朝だった。
小鳥たちの囀りに無理やり起こされた機動六課レギオンマスターのキンパリーナは、覚悟を決めた面持で身支度を始めた。
髪を丁寧に梳かしながら、インギスオンのカイジネル神殿へ行って何と詫びようかを懸命に頭の中で考えていた。
気分はもちろん最悪である。
重い気分で宿舎の扉を開けた・・・。
インギスオンは、天族の龍界での最大拠点であり沢山の人で溢れ返っていた。
人々が気忙しく行き交う様子をしばらくぽつんと佇んで眺めている。
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