最高のプレゼント

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こんな時間に誰なんだろう、と気になった私はリビングからコッソリ顔を出して玄関の方を覗いてみる。 視界に映るのは、ため息をつきながらこちらに戻ってくるたっくんと、 「「お邪魔しまーす!!」」 …何故か元気いっぱいのリュウジくんとユメちゃんの姿。 どうして二人がこんな時間に…? 「うーっす!」 「やっほー」 リビングに入ってきた二人は、首を傾げる私に軽ーく挨拶をして。 手に持っていたコンビニの袋から大量のお菓子を出すと、テーブルに広げ始めた。 「朱里のバースデーだからお菓子いっぱい買ってきたんだよ~。食べよ食べよ」 「おい、金払ったの俺だろ」 「あれ、そうだっけ?」 「…ったく。まぁ誕生日だししゃあねぇか。みんなで食おーぜ」 私の誕生日だから、と言う割に二人とも私のことなんてそっちのけで談笑しながら豪快にお菓子を頬張っている。 そんなマイペースすぎる二人を呆れ顔で見ていたたっくんが、不満そうに口を開いた。
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