ドキドキの正体

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ドキドキの正体

* まだ目覚ましは鳴っていないけれど、カーテンの隙間から入ってくる光を感じて目を閉じたままでも朝が来たのだと分かる。 「うぅーん…何時…?」 「ん?6時15分だよ」 「そっかそっか。じゃああと15分も寝れ、る…」 …!?!?!?!? 目覚ましで時間を確認しようとしたものの、すぐ近くから聞こえてきた声が時間を教えてくれたことに安心して再び眠りに就こうとしていたバカな私は冷静になって布団から飛び起きた。 無理もない。だって…私の真横には、ベッドのそばに腰かけて私の枕元で頬杖ついている朝から眩しい笑顔のたっくんがいるんだから。 「あれ?あと15分寝るんじゃなかったの?」 「たっ…?なっ…?(たっくんなんで?)」 「今日かなり早く目が覚めちゃってさ。学校行く前に朱里の寝顔見に行くツアーをしようって決めたんだよね」 「意味分かんなさすぎる…」 「(鈍感だなぁ…)寝顔久々に見たけど子供の頃から変わんないね。可愛い」 何度も言いますが…この人はただの幼馴染みなんです。 信じられませんが…彼氏ではありません。
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