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初恋
君の事が忘れられない・・・・・・。
高校2年生の僕は、いつまで君を好きでい続けるのだろうかと自分自身に問う。
永遠?
だとしたら死にまであと何年、君を想っては圧し殺す日々を繰り返すのだろう?
どうしたら、この恋を終わらせられるのだろう?
どうしたら、この苦しみから逃れるのだろう?
ああ、どうして君と出逢ってしまったのだろう?
ああ、どうして好きになってしまったのだろう?
どうして?どうして?
考えても無駄だと解ってる、でも考えてしまう。
会う事も叶わない君を想っては後悔する日々。
それでも僕は君を好きでい続ける。
毎日、あの頃の君の可愛い笑顔や美しい姿を思い出しながら。
でも、声は忘れてしまった。
聞きたい、もう一度聞きたい、あの澄み渡るような声を、笑い声を。
でも、君の声を聞く事は2度とないだろう。
だって2度と会う事はないはずだから。
君を最後に見た瞬間が、僕の記憶に鮮明に残っている。
雨が降りしきる中学校の卒業式。
僕は君を永久に忘れようと見ないでいた。
だけど、目は無意識に君を追う。
最後の光景、それは別れを惜しんで友達と涙を流す君。
初めて見る泣き顔を、僕は美しいと思った。
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