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だけど、翌日はあまり変わらなかった。
視線もヒソヒソ話も変わらないというよりは、少し増えたような気もした。
そしてその翌日、年内最後の仕事納めの日も、相変わらず痛い視線は変わらないままで。
まさか一年の終わりにこんなことになるなんて思ってもいなかったな…そう思うと、仕事を終えた時大きなため息がこぼれた。
「松永はどうする?」
帰る支度をしていると、毎年恒例の仕事納めの飲み会に気まずそうに誘われた。
「んー、ごめん。今年はパス。今日の夜から実家に帰るんだ」
本当は明日から実家に帰る予定だったけど、そう言って出席を断り足早にオフィスをあとにした。
だいたい、今のこの状況で行けるわけないでしょ。
どんな空気になるのか想像しただけで怖い。
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