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「四日やけど結構人おるんやなぁ」
「そうだね」
神社は、三が日が過ぎたというのに結構な人混みだった。
わりと暖かくて天気は良好。
列のできた神社の参道に並び、私達は順番を待っていた。
「願い事何するん？」
隣から可愛い質問がとぶ。
「えっ？椎名は？」
「内緒～」
「じゃあ私も内緒～」
「ウソウソ、今年は莉奈さんともっと一緒にいられますようにって願うつもり」
椎名はそう言うとなんだか照れたようにはにかんだ。
本当、いちいち可愛いすぎる。
心臓またドキドキしちゃってるじゃん…。
「莉奈さんは？」
「私も…椎名と同じだよ。今年はもっと椎名との時間が増えますようにって願うつもり」
「ほんま？」
「うん」
私の言葉に、椎名は目尻をくっと下げて笑う。
本当だよ。
この笑顔が見れる時間が、もっともっと増えるといいなって思ってるんだ。
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