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「私、お付き合いしてる人がいるの。
白井聡太さん。
ーーーーーお父さんの息子であり、瑞穂ちゃんのお兄さんなの。」
「お姉ちゃん、おめでとう!
この間会わせてくれた、白井聡太さんだよね?
聡太さん、私に、『お姉さんを下さい』って言ったんだよ。
だから、分かってたよ。
結婚、考えてるんでしょう?」
「うん。
何か、複雑な関係になっちゃうかなって色々考えたけど、彼以上に大事に思える人にもう出会えない気がするんだよね。
お父さん、お母さん、許してくれる?」
「エイプリルフールの嘘、じゃないんだよな?
そうか、あいつか、、、、、。」
複雑そうな表情の父親。
「あら、まぁ!
何か、運命を感じちゃうわね!!
今度、お母さんにも会わせてね。
ああ、楽しみだわ~♪」
「って、そんな感じだった。
うちのお母さん、ちょっと天然な感じだから、心配ないかな?」
四月一日、デートで昼飯を食いながら、お互いの家族の反応を報告しあっていた。
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