悲しき超能力者

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【あらすじ】 これから、紹介する主人公は、この千里眼(透視)の能力を身に着けているばかにりに、様々な出来事に遭遇し、それによって苦悩し、悲しみながらも、産まれもって備わった、その能力に向き合っていく物語である。 【ママの日記から】 それは、新緑が目立ち始めた5月のことである。ごくごく普通の家庭に、二番目の赤ちゃんが産まれました。女の子で名前は、瞳(ひとみ)安産で予定日よりも遅く産まれ、3400グラムと大きな赤ちゃんでした。生後2カ月になると、笑うことが多くなり、じっと天井を指さして1人で何やらお話してました。生後4か月になると、寝がえりができました。首を左右に動かして、じっと、何かを見つめて、「アッ、アッ」とパパやママに、話しかけてました。
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