最終章 夢に向かって

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摩耶が手をあげると、奥から2人のホストがやって来て、私たちのテーブルに着いた。 そして一人が摩耶に何かを渡し、それを摩耶が私に差し出す。名刺だ。 「これは?」 「これ、聖夜さんの新しい名刺です。もう出来上がってきてて、  紺ちゃんがきたら渡しておいてくれって。  いつでも店に遊びに来いって、聖夜さんが」 名刺の聖夜の名前の上にはしっかりと店長、と書かれてある。 銀座店店長・聖夜。 「ありがとうございます。必ずいきます」 「ええ、是非!さ、話も無事伝えた事だし、紺ちゃん、今夜は好きな事して遊んでよ」 あとから来た2人もグラスにワインを注ぎ、 私と摩耶のグラスにも注ぎ足してから、 大きな声でもう一度かんぱ~い!とグラスを鳴らした。 何がしてみたい?と摩耶に聞かれても、 こういうところで遊んだことがないからよくわからない。 そういえばテレビで見たことがある、グラスがいっぱい積まれて、 上からシャンパンを注ぐっていうのは知っている。 それを言ってみると、 「シャンパンタワー?お~けっこうな遊びしてくれるねぇ。  でもまあ聖夜さんのツケだから、いいか!やっちゃうか!」
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