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「?!それは誠ですか!」
しかし、ヨルネスのその言葉でセロもまた、普段の真顔からは想像出来ない程の満面の笑みを浮かべ、喜ぶ。
「あぁ、間違いない。」
「それは確かに、宴を催さねばなりませんね。それで、魔王様は今どちらに?」
「人界だ。」
「それはそれは、お労しや。迎えに行かねばなりますまい。」
「あぁ、宴の後、いや、その前に行くか。至急支度せよ。」
「仰せのままに。」
セロは手に持った予定表にニヤニヤとしながら『迎え』と書き込み、部下達に知らせに出た。
「・・・くしゅん。めんどくさい予感。」
レイは1人、くしゃみをすると、何処かで噂でもされているのではないかと確信した。
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この章と前章の間に登場人物設定を付け足しました。
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