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整えられた薄暗くて広い庭園を、2人の後に続いて抜ける。
「今度はいつ迎えに行けば良い?」って振り返ったソウに言われたけど、あたしは「んー……」って返しただけだった。
そもそも何であたしがここに……って。
そういえばソウが言ってたっけ。
ここへあたしを呼ぼうって言い出したのはハクだった、と。
すっかりハクに聞くのを忘れてたけど……でももう二度とここに来る事はないんだから関係ないと言えば関係ない。
家に帰ったらホラー映画でも見て夜更かししよう……
なんて考えながら歩いてたら、いきなり前を歩く2人が同時に足を止めたもんだから、危うくその背中にぶつかるところだった。
何なの急にと2人の背中を見上げ、その拍子に2人の背中の合間から前方が見えた。
丁度1つの人影が、例の立派な門構えから入って来るところだった。
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