再会

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男、だった。 入口の門灯に照らされて、その顔は良く見えた。 ん?って思ったのは一瞬。 次の瞬間、2羽のカラスに気付いたらしいその男は、見惚れてしまうほどの爽やかな笑顔を投げかけて来た。 「よぉソーセージ。相変わらずどっちがどっちかわかんねェな。そっちのクソ生意気なツラしてる方が白ガラスかぁ?」 そんな言葉と共に。 ……いや、うん。 もの凄くガラが悪いけど。 そんな爽やかな笑顔でそんな事言うなんて、想像も出来なかったけど。 でも間違いない。 笑顔がそのままだから間違いない。
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